ちょっとそこまで

~何気なく撮った写真とバイクと旅の記憶~

ヤマハ XMAX試乗インプレッション&ツーリング【山口】

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約2年前にホンダの新型フォルツァの試乗インプレッションをお送りしました。

今回は、ヤマハバイクレンタルを利用してXMAXの試乗とツーリングに行ってきました。

 

最新のバイクは、どう進化しているのでしょうか?

 カタログスペックの棒読みではない、内容のあるインプレッションになればと思います。

 

www.xperia.life

フォルツァの試乗レポートはこちらをご参照ください。

 

※比較対象車種(乗ったことのある車種)

 

 

YAMAHA XMAX(2018年式) 試乗インプレッション

ファーストコンタクトインプレッション

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今回、ヤマハバイクレンタルを利用して、8時間レンタルを利用しました。

車種は、XMAX。250CCのスクータータイプのオートバイです。

 

利用規約や車体の説明を受けた後、出発です。

 

まず、取り回しです。見た感じ、とても大柄なバイクです。

手で押してバックさせましたが、持ちやすいところにグラブバーがあって、大柄なボディサイズに似合わず車重が軽く感じて、大変扱いやすく感じました。

 

シートに座ってみて、シート高の高さに驚き!

おおっ!両足つま先立ち!

シート高が高くて幅広なので、両足だとつま先しか着きませんが、片足なら足の腹部分はしっかり着きます。

後述しますが、足着きの悪いバイクに8年間乗っていたことがあるので、これくらいなら全然平気です。

 

さて、エンジンを始動し、アクセルを軽く開けて発進…。

わずかにアクセルを開けるだけで即時クラッチがつながり、スルスルと走り出します。

 そして、公道に合流してグッとアクセルを開けて車の流れに乗ります!

すると、前から勢いよく引っ張られるかのように加速!これは速い!!!

 

これだけ速ければ、250㏄で十分だと思いました(*'▽')

 

 

走行中、車体がカチッとしている手応えがあり、それでいてサスは柔らかく動く。

舗装の継ぎ目やマンホールに乗っても、ソフトでストローク量の大きなサスのおかげで乗り心地は非常に良く、手放しでも路面の影響は受けずに、全然ふら付きません。これはすごい。

 

発車から700メートル程進んだ先の交差点の信号機が赤に変わり、ちょっと強めにブレーキング。

すると、路面に食いつくように制動。不安は皆無でした。

 

乗り始めてからわずか700メートルで・・・過去の250㏄スクーターとの違いがハッキリと分かりました。

 

エンジン性能、サス、車体の安定性、ブレーキ性能と、

このバイクの性能を知るには、700メートルもあれば十分でした。

 

これはすごいバイクだ。

 

これまで、10年以上前の年式のバイクばかり乗ってきたので、

現行モデルがこんなに進化していることに驚き以外ありません。

 

 

各部のディティール説明

 

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最近のトレンドの鋭いフロントマスクが特徴的。

一見すると、BMWの大型スクーターのC650GTにそっくりな欧州デザイン。

 

そう、TMAXと同様に、XMAXも主戦場は海外。

大柄な外国人向けのバイクなので、シート高は必然的に高くなります。 

 

XMAXは、そんな生い立ちのバイクなんです。

 

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フロントフェンダーとフロントカウル、アンダーカウルとリアカウルは、お互いが一直線で結ばれており、ボディ全体が一体となるようにデザインされています。

全体的なデザインバランスの良さがヤマハ車らしいですね。 

 

 

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リアのテールランプも、ヘッドライト同様に鋭いラインで構成されています。

 

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アクセルを開ければ、6000回転くらいまで回って、ライダーが求めるだけのパワーを引き出してくれます。

 

低速時は、わずかにアクセルを開けた瞬間にクラッチがつながり、まるでマニュアル車のようにクラッチを操作しているような感覚の発進です。

そして、厚い低速トルクでスルスルと加速。何のストレスもないし、扱いにくさも皆無。

250㏄以上400㏄未満のパワー感です。

もしかしたら、これは排気量が300㏄?くらいありそうな感じです。

 

速さを求めて大排気量のバイクを選択しなくても、これだけパワフルであれば、250㏄で十分だと思いました。

 

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XMAXのロゴ。このロゴってどこかで見たことあると思っていたら、、、

 

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TMAXのロゴと字体が同じです。(これは、僕が8年間乗っていた元愛車の初代TMAX(SJ04J)の画像です。)

 

TMAXがモデルチェンジを繰り返しても、ロゴのデザインだけは初代から変わっていないのは、

初代TMAXを開発した技術者へのリスペクトなのだそうです。

初代TMAXのDNAは、XMAXにも引き継がれているんですね。

 

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スマートキーが採用されていますが、スマートキーはズボンのポケットに入れて携帯することをおすすめします。

ジャケットのポケットやバッグに入れてしまうと、シート下トランクにスマートキーごと入れてロックしてしまうリスクがあるからです。

 

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スマートキーの操作部です。中央を押し込んで車体の電源が入り、ハンドルロック解除やシート下トランク、給油口、エンジン始動準備ができます。

スマートキーのシステムは、ちょっとした慣れが必要ですね。

 

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ハンドル下収納ボックスが左右2か所。左側はロックがかかり、シガー電源があります。

右側はロック無しで、いつでも開閉可です。どちらも、スマホが入るくらいの深さがあります。

通行券や通行料金等を入れておくと有料道路の料金所で便利なのですが、

ボックスが低い位置にあって深さもあるので、ちょっと使い勝手が良くないかな。

 

 

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シート下は、ご覧のように長尺物も入る驚きの大容量トランクとなっています。

前後シート下がバスタブのようになっていて、容量は45リットルだそうです。

 

 

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前方にヘルメットを収納出来ますが、このレンタル車はここにETC車載器が搭載してあったので、ヘルメットが窮屈そうです。

車載機は、もう少し後方に付けた方が良かったかも。

ちなみに、シートが高く大きく跳ね上がるので、荷物の出し入れはしやすいです。

 

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リアシート下側にもヘルメットを収納出来ます。後方は幅と深さがあって傾斜も小さいので、荷物を置きやすいです。

 

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ヘルメットに、ジャケット、各種プロテクター、バッグ等が無理なく綺麗に収まります。

目的地に着いたら、ウェア類をシート下に収納して身軽になって散策したりできるので、収納トランクは本当に便利です。

 

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また、シート下に荷物満載でヘルメットを入れられない場合は、付属のヘルメットワイヤーでフックに引っかけてロックが出来ます。

 

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ヘルメットワイヤーの使い勝手はあまり良くないので、あくまで緊急用と考えた方が良さそうです。

 

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給油口はフロア下部にあります。容量は13リットルあり、実走でリッター30km以上は走るので、航続距離が長くてロングツーリングに最適なバイクです。

 

給油口の両サイドにあるステッチ(縫い目)のように見えるデザインが施されていますが、

よく見ると車名のアルファベットの『X(エックス)』をモチーフにしているみたいです。

開発者のこだわりと、ちょっとした遊び心ですね。

 

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このバイクは、インドネシアヤマハ工場で生産されたそうです。

 

海外生産だからか良く分かりませんが、トランクの中敷きマットが省略されていたり、ミラーの質感が低かったり、未塗装樹脂パーツが多用されている等、各部はかなりコストダウンされている印象。

その分、新車価格は往年の250㏄スクーターよりかなりお手頃になっているようです。

 

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視認性の良いメーターまわりと、ハンドル周辺。

ハンドルスイッチの操作は良好で、少し低めのハンドルがスポーティな印象です。

メッキや華美な装飾はなく、無骨な印象のコックピットです。これもコストダウンなのかなぁ。

 

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メーター中央のインフォメーションディスプレイには、外気温や燃費、電圧等を切り替えて表示できます。

6時の位置からスタートするアナログメーターは、慣れが必要ですね。

 

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 XMAXの欠点をあえて挙げるとすれば、このミラーだと思います。

デザインは今風でカッコいいのですが、後方が見づらいです!

もし僕がオーナーだったら、ナポレオンミラーに交換していると思います。

👇これです。昔から定番の視認性優先のシンプルなミラーです。 

送料無料 TANAX ナポレオンミラー 左右セット ネジ径10mm (ブラック) クロス2 AJ-10

 

足着きの悪いバイクに乗るためのコツ

XMAXのインプレをネットで検索してみると、必ずと言っていいほどみんな口をそろえて言っているのが、足着き性の悪さ。f:id:ztourer:20210627202002j:plain

 僕は、身長163cmしかありません。ご覧のように両足を出そうとすると、見事につま先立ちです。

この画像、頑張って両足を着こうと意識して足を伸ばしています(笑)。

意識しないと、つま先は宙に浮いたままです。

 

 

 

f:id:ztourer:20210627201956j:plainとはいえ、身長の低い人でも何の問題もなくXMAXに乗れるので安心してください!!!

 

というのが、僕は以前、ヤマハTMAXというシート高が約800㎜もあるバイクに8年間乗っていました。

8年間、一度も立ちゴケしたことがありませんでした(^^♪

 

上の画像右側は、以前乗っていたTMAX初期型(SJ04J)の足着きの画像で、

左側が今回レポートしているXMAXの足着きです。

どちらも足付きは悪いですが、慣れれば全然怖くないし、問題なく乗れますよ!

 

ちなみに、TMAXよりXMAXの方が46㎏も車重が軽いので、取り回しも楽勝です。

 

 高いシート高のバイクに乗るためのコツがあるんですよ(^^♪

 

停車時は、 片足だけ足を着く!

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片足だけ着くと、かかとまでベッタリではありませんが、しっかりと足を着くことが出来るし、特にふら付いたりはありません。

 

教習所でも、停車時に足を着くときは、両足ではなくて左足を着くように指導されますよね。

 

ほんの少しバイクが傾いても、一気に転倒することはありません。片足の脚力だけで十分です。

それに加えて、XMAXは車重が軽くて(179㎏)重心も低いので、片足でも不安はないはずです。

 

路面の状態を確認してから足を出す!

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サイドスタンドを出したり払ったりする時は、一瞬両足が宙に浮きます。

 


シート高のあるバイクに乗っていた時代の話ですが、

 

両足つま先立ちの僕を見て、他のバイク乗りの人に、

 

停車して路面に砂が浮いていたり、アスファルトが傾斜していたり陥没していた時や強風の日などは、足がベッタリ着かないのは怖くないですか?とよく聞かれていました。

 

僕はいつも、

「足を着く前に、路面の状態を確認してから足を出すようにしています」

と言っていました。

 

よくあるのが、駐車場の敷地内から公道へ出る際に、歩道の段差で谷になっている所がありますが、

そんなところで足を出しても当然足は着かないので、路面の状態をよく確認して、手前で止まって足を出したりする等、工夫すれば大丈夫です!

 

僕よりも身長の小さい元AKBの平嶋夏海ちゃん(身長154cmだそうです)が大型のバイクを乗りこなしているし、

小柄な人が大きいバイクを乗りこなしているのって、カッコ良くないですか❓

 

シート高の高いバイクは、ちょっとしたコツ工夫と、あとは勇気(?)が必要です。
 

 ローダウンサスはおすすめしません!

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一方でネット検索してみると、

XMAXに乗っている人の多くがローダウン化しているようですが、

僕はローダウン化はしない方がいいと思います。

 

身長163cmの僕でさえ辛うじて足が着くし運転に問題は無いのに、

僕よりも背の高い人がローダウンサスに交換している例が多く、ちょっともったいないなあと思いました。

 

先にも触れた通り、ストローク量が多くて非常にソフトな乗り心地のノーマルサスですが、

ローダウンサスに交換すると、非常に乗り心地が堅くなるそうです。

 

足着きは、ちょっとした工夫と意識で克服できます。

 

だから、

 

7万円も工賃を費やして、

乗り心地を犠牲にしてまで足つきを優先するのは、ちょっともったいないと思いました。

 

 

 タイヤとコーナリングと安定感

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タイヤは、ダンロップのSCOOTSMRTを履いています。新車装着標準タイヤです。

ちなみに、僕が普段乗っている愛車のスカブ400も同銘柄を履いています。

 

 レンタルバイクなので、思いっきり峠を攻めたりといった走りは出来ませんでしたが、

ブレーキング時やコーナリング時のフロント側のグリップ感や安定感は、XMAXの方がしっかりとしていて安心感が全然違います。

 

おそらく、フロント側にも適度な重量配分になるように車体全体が設計されているからだと思います。

 

スクリーンの防風効果は非常に高い!

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大きなフロントスクリーンが標準装備で、上下5cmで2段階に高さ調節可能です。

今回、上段にセットされた状態で試乗しました。

 

一見すると横幅が狭いので防風効果はあまり期待できないと思っていましたが、

これが意外と風を遮ってくれるんです。

上段にセットしてある状態で、走行風はヘルメットの頭頂部のベンチレーションあたりを流れていくようで、おでこから下には直接の風が当たりません。

 

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なので、時速100kmで走っていても、ヘルメットのシールドを上げて走れるくらいに防風効果は高いです。

少し伏せて走れば、まさに無風状態で運転できるくらいです。

 

あと、スクリーン横に飛び出した突起部がありますが、これは手に風が当たらないようなナックルバイザー的効果を得るものだそうです。

確かに、ウィンカーやホーンのあるスイッチボックスには風が当たっていません。

それでも、グリップ部には軽く風が当たっているようです。

冬季の風よけにはあまり期待できそうにもないですが、多少なりの防風効果は期待できそうです。

 

未塗装樹脂の外装の経年劣化について

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フロントカウルの上部のカウルは、コストダウンの影響なのか、未塗装樹脂となっていて、少しずつ色あせてきていました。

 

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フロントフェンダーも未塗装樹脂で、こちらの方が劣化具合がハッキリと分かります。

放置していると、白っぽく粉を吹いたように劣化していきます。

パーツ自体の肉厚も薄く、コストダウンの影響を受けている印象が強い部分ですね。

 

ちなみに、この車両は3年落ちの2018年モデルで、走行距離はまだ6千㎞。

レンタルバイク車両として常に稼働しているとはいえ、そろそろ各部で経年劣化が始まる頃なので、

こういった未塗装パーツは、新車のうちからガラスコーティングを施工する等、

特にこまめにメンテナンスした方が劣化を防げるかもしれませんね。

 

XMAXでツーリングへ!

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一時間ほど門司港にて車体の撮影を行った後、山口方面へツーリングに行ってみました。

 

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XMAXは、このような都会のワンシーンのようなシチュエーションが似合いますね。

ホントにカッコいいバイクです。

 

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関門トンネルを通って本州へ。

ここは、山口県山口市の道の駅きららあじすにて休憩。

モダンな建物と青い空のロケーションに、風景の一部として自然と溶け込むXMAX。

 

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ツーリングの目的地は、山陽小野田市の長沢ガーデンです。

何度か訪れたことのあるドライブインですが、長沢ガーデンと言えば…

 

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これです👆

今でも現役の昭和レトロなうどんの自動販売機が有名です。

現在は一杯350円に値上げされましたが、昭和レトロな雰囲気と本格うどんが食べられると思えば、350円は格安だと思います。

 

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しかし、今日はうどん自販機ではなくて、店内の昭和レトロなレストランでランチです。

 

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注文したのは、これもレトロなエビフライカレーです。

クリーミーなエビとカレーがとても美味しかったです。

 

何度来ても、長沢ガーデンは楽しいですね。

昔ながらのドライブインがどんどん減っていく中、ココだけはずっと営業していて欲しいですね。

 

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グーグルマップを見ていたら、山奥に六地蔵というものがあったので、帰りに立ち寄ってみました。

六地蔵とは言っても、お地蔵さんは5体しかいません。

 

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本来は6体あったのが5体に減ったのか?または、どこかにもう一体あったのか分かりません。

山奥に静かに佇むお地蔵さんを後にして、帰路につきました。

 

帰りに気付きましたが、お地蔵さんに手を合わせるのを忘れたまま帰ってしまいました。

近いうちにお地蔵さんに手を合わせに行ってきます。

 

 

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帰りは高速道路を使いました。

250㏄とは思えない程の加速力で、上り坂でも一気にスピードに乗るし、遅い車の追い越しもスッと素早くこなせるなど、

イメージしていたこれまでの250㏄スクーターとは全く別物の乗り物だと実感。

 

車両返却前にガソリンスタンドにて満タン給油しました。燃費計は、何と40.4km/Lとなっていました。

ガソリンは、5リットル弱の給油だったので、満タン法でも38km/Lと、非常に燃費が良かったです。

これだけパワフルで、これだけ低燃費とは…。ヤマハのブルーコアエンジン恐るべしです。

 

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ということで、無事にYSPに帰り着きました。

いやー、ホントに楽しかったです。 店員さんの対応も親切で、気持ちよくレンタルすることが出来ました。