この写真は、2015年7月、熊本県の九州自動車道坂本PAより撮影したものです。球磨地方の急峻で深い山地の様子がお分かりいただけると思います。
令和2年7月豪雨と命名された今回の豪雨被害。僕の住む九州では、甚大な被害が出てしまいました。
特に、今回被害の大きかった熊本県の人吉、球磨地方。僕も2015年にツーリングで訪れたことがあり、今回の変わり果てた街の姿に心を痛めています。
僕のブログで最近ずっとアクセス上位にあるのが、2015年7月に更新した『人吉仮出入り口跡を探して』という記事。↓↓↓
恐らく、人吉にゆかりのある方、人吉について検索されている方が訪れていらっしゃるのではないかと思います。
2015年当時に、人吉市とその周辺の街を訪れた時の写真を紹介しながら、当時の思い出をお話したいと思います。
これは、九州自動車道坂本PAで休憩中に撮った、当時の愛車(TMAX)の写真。
山深い中を長大トンネルで抜けて、八代から人吉を目指します。
この写真は、人吉の先の宮崎県えびの市。人吉えびのループを調査した時の様子です。
報道はされていませんが、人吉市の隣のえびの市でも、今回の豪雨により浸水被害があったそうです。
えびのループより、えびの盆地の絶景が見えます。天気が良ければ、錦江湾まで見えそうな感じです。
人吉市内に入り、東洋一のループ橋の人吉ループ橋が迎えてくれます。360度回転しながら、難所の加久藤峠を越えていきます。
現在は九州自動車道がメインルートとなっており、交通量は寂しいくらいですが、かつては宮崎鹿児島方面を結ぶのは、こちらがメインルートでした。
高速道開通前は交通量が多く、様々なドライブインや土産店が立ち並んでいた国道219号と221号。かつての面影を残しつつ静かな時が流れていました。
後方に見えるのは、九州自動車道の橋梁。
人吉ツーリングのハイライトは、ここ。人吉市蟹作町です。
ここは、かつて九州自動車道が人吉で終点だった頃(1989年12月~1995年7月まで)、ここに高速道路の仮出入り口がありました。
訪れた当時、既に仮出入り口廃止から20年経過していて、痕跡らしきものを発見することが難しかったのを覚えています。
人吉市内を後にして、切り立った山地の谷間をエメラルドグリーンに輝く川面を見ながら球磨川沿いを北上していくと、道の駅坂本に着きます。
山の中の静かな道の駅でした。
しかし、今回の豪雨で氾濫した球磨川がすぐそばを流れていて、道の駅の建物内も浸水被害にあい、土砂で覆われてしまったとのことです。
道の駅で休憩したこのベンチも流されてしまい、跡形もなくなっているかもしれません。
しかし、当時の思い出は当時のままの形でずっと残っています。
今回被害に遭われた方の苦労や恐怖は計り知れないと思いますが、ささやかながら募金をさせていただきました。一刻も早い復興を願っています。そして、いつかまた人吉球磨地方を訪れたいと思います。
2015年7月当時、人吉を訪れた時のツーリング記事はこちらです↓↓↓