JR小倉駅の改札前の広場にて、毎年春と秋に開催される小倉エキナカ本の市。
福岡県や周辺県の古本店が共同で開催する古本市で、今年もその季節がやってきました。
古い雑誌や書物、新聞、古レコードや古CD等が陳列され、子供だった頃の懐かしい漫画や雑誌や図鑑などを見たり買ったりすることができて、毎回楽しみにしています。
今年も開催中との情報で、改札前広場へ来てみました。
本日(4月3日)訪れたところ、何か様子がおかしい、、、上の写真のようにビニールシートが被されたままになっていました。
看板に何かお知らせが貼ってありました。
新型コロナウィルス感染拡大を鑑み、昨日(4月2日)をもって早期終了したとのこと。
楽しみにしていたのに残念。新型コロナウィルス感染防止なら仕方ないですね。
開催のパンフレットを読んでみて分かったのですが、実は今回の本の市の開催に関して、新型コロナウィルスの拡大防止のための最大限の対策と配慮が実施され、厳戒態勢での開催だったようです。
まず、先程の画像のように黄色いカラーコーンによって催事場は囲まれていて、古本展示場への出入り口を4か所に制限してありました。
その出入口にアルコール消毒スプレーが設置してあり、催事場への入場は、手をアルコール消毒してマスク着用が必須という厳戒態勢が敷かれていました。
また、当初予定されていた開催時間も21時から19時に短縮したりと、感染防止対策を実施した上での開催だったようです。出店予定だった古本店も今回の出店は見送るお店もあり、展示数は若干少なめだったようです。
ところが、ここ数日で北九州市内での感染者が急増するなど、状況が一変。マチナカの最も人の集まるJR小倉駅改札前での開催は非常にリスクが高く、早期終了との判断だったと思われます。
(この画像は、昨年2019年4月開催の小倉エキナカ本の市の様子)
日々、新型コロナウィルス感染の報道がなされる中で、最大限の厳戒態勢を敷いた状態で、数日間でも開催していただいたことは勇気ある判断だったと思うし、会期途中での早期終了の判断も、難しい判断だったと思います。
次回開催は、11月とのことです。古本の新しい発見を求めて、半年後の古本市を楽しみに待ちたいと思います。そして、先の見えない新型コロナウィルスの一刻も早い終息を願うばかりです。