マジェスティシリーズは、体格に合わせてシートの位置変更ができるようになっています。
しかし、どのように調整するのか?どれくらい前後に動くのか?といったレビューがネット上にはほとんどなかったので、
実際に調整してみて、画像付きでレビューしたいと思います。
グランドマジェスティだけでなく、スタンダードのマジェスティや、同様のシート構造を持つ他社のビッグスクーターユーザーの方もご参考にどうぞ。
メインシートを開けると、裏側にシート調整のネジがあります。これを外して、前後位置に調整してネジを締め直すだけです。
調整は5段階で、前後5cmスライドさせることができます。標準位置は、一番後方(リア寄り)になっています。
一番前方にセットし、一段階ずつ下げてみてちょうどいい位置を探してみます。
調整ネジを4本外すと、座面自体が取り外し出来ます。バックレスト部分は固定式で、座面全体が前後に動いて調整するタイプです。
シート座面を外した状態。前方の丸いドーム型になっている所の下は、ヘルメットが収納できるトランクです。
シート位置を変更した比較画像です。このようなシート前後位置の比較画像は、ネット上初出ではないでしょうか?(笑)
上から順に、最後方、中間位置くらい、最前方となります。最前方にすると、リアシートの座面の面積がその分広くなります。
これも世界初?シート位置比較アニメーションを作ってみました。
たった5cmとは言っても、シート位置は結構前後することがわかります。
テスト者の身長は165センチで短足なので、参考にはなりにくいと思いますが、
最前方にセットすると、短足の僕でもかなり窮屈でした。スポーツ走行時に、もっと後ろに腰を引いて運転できる余裕が欲しいところ。
最後方は、お尻の位置の自由度は広がるのですが、腰をバックレストに当てようとすると、ハンドルが結構遠くなってしまいます。
結果的に5段階中4段階目(最後方から2番目)にセットしたところが、僕にとってはちょうどいい位置という結論になりました。
街乗りでは前方に座り、直立ポジションで運転できるし(街乗りは、その方が運転しやすくて楽)、
高速巡行時などは、後方のバックレストに腰を当てて体重を分散させて疲労を軽減させることが出来ます。
スポーツ走行時は、ステップの後ろ寄りに足を移動し、シートの後ろ寄りに座って前傾姿勢を取った方が運転しやすいです。
ご自分の体形に合わせてシート位置を調整してみては?ご参考までにどうぞ。