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~何気なく撮った写真とバイクと旅の記憶~

ホンダ 2018新型フォルツァ 試乗レポート

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今回は、ホンダよりフルモデルチェンジした2018年式新型フォルツァの試乗レポートをお送りします。

 

長文となりますが、最後までお付き合いください。

 

 なぜフォルツァに試乗したのか?というと、

 

実は、僕は250㏄のビッグスクーターに乗ったことがないんです。

ビッグスクーターは、愛車のTMAXと、試乗車のTMAX530しか乗ったことがありません。

 

250㏄のビクスクは遅いよ?とか、物足りないよ?といったレビューが大変多く、僕にとってそれはどう感じるかを確かめようと思い、レンタルしてきました。

 

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本当は、ヤマハのXMAX250をレンタルしようと思っていたのですが、

北九州市内の某ヤマハショップで、レンタルは既に終了したとのことで、試乗できず。

 

実際にTMAXと乗り比べをしたことのあるというヤマハのスタッフのインプレを聞くと、TMAXほどパワーはないが、軽快に走る印象とのこと。

 

確かに、TMAXに比べてパワーは劣るだろうし、車重が軽いから軽快に走るというのは、素人でも予想がつきます。

 

それを試乗して確かめたかったのですが…。

 

 

現在、北九州近郊で250㏄スクーターをレンタルできるのは新型フォルツァのみということで、ホンダドリーム店へ。

 

250㏄ビッグスクーターのフィーリングを確かめると同時に、現行の最新型フォルツァのインプレッションをお送りします。

 

☆外観インプレッション

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このフロントマスク、ホンダ車らしからぬスタイリッシュな顔つき。言われなければ、新型TMAXと言ってもわからないと思います。

 

デザインは、ライバル車であるヤマハのXMAXよりもこちらの方が好みです。

信号待ちで対向車のライダーから、熱い視線を感じました(笑)。デザインはとても好印象です。

 

 

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リアビュー。レンタカーなので、「わ」ナンバーとなります。

スクーターらしからぬリアビューも好印象です。

 

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サイドから。ハンドルやシート、ステップの位置関係を見ると、ポジションは先代モデルのような、アメリカン的な足を投げ出すスタイルではなく、欧州スクーターのような直立ポジションです。

 

TMAXと全く同じ乗車姿勢となり、ハンドルは肘の高さより若干低くて遠目のポジション。

スポーツ走行や低速走行時のコントロールがしやすい位置にハンドルがあります。

 

湾曲したシルバーのサイドカバーが、なんとなくTMAXっぽく見えてしまいます(笑)。

 

☆使い勝手ユーティリティチェック

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シート下のトランクは、長尺物も入れることができる縦長の大容量。

ヘルメットが2個入る余裕がありますが、ヘルメットの向きを間違えて入れると、トランクが閉まらないので注意!

 

書類や小物を仕分けできる仕切りがあり、車載工具専用のスペースもあります。

 

シート開閉アシストは、油圧ダンパーではなくてバネが使われており、風が強い日の開閉は注意が必要です。

 

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このように、ヘルメット、ニーパッド、胸部プロテクター、ジャケット一式がトランクにきれいに収まります。TMAXのトランクでは、こんなに入りません。

 

バイクを降りて、ジャケットやプロテクター類を脱いで、身軽な格好で行動するといったことができます。

 

ただし、ちょっと深さが足りないかなー。 

 

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フロント左には、深さのある収納ボックスがあります。

500MLのペットボトルが収納できるくらいの深さで、中にシガーソケットがあります。

スマホ充電中に立てて置ける仕切りのようなものが設置してあります。

 

また、何が入っているか見やすいように、内部が明るいライトグレー色になっています。

 

細かいところまで、ユーザーの使い勝手を良く考えて設計されているのが良く分かります。

 

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メーターまわり。中央部の液晶モニターには、燃料、水温計、ODO、TRIPメーターのほかに、

航続可能距離、燃費、外気温、電圧計といった表示が出ており、充実。

 

しかし、運転中にこんなに細かいインフォメーションは必要ないかな。

 

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左のハンドルスイッチは、複雑にボタンが配置されています。

 

ウインカーとホーンボタンの位置関係が、ヤマハ車と違って、ホンダ車は上下逆になっています。

 

慣れないうちは、ウインカーを止めようとボタンを押すと、ホーンがピッ!となることが何度も(笑)。

 

それと、新型フォルツァの目玉機能として、電動無段階調整スクリーンの上下スイッチがあります。

 

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これは、スクリーンを中間位置にセットした状態。心地よく風を感じることができる上に、ある程度の風防効果があります。

一方、上端までスクリーンを上げると、ヘルメットのシールドを上げたまま時速60kmで走行できるほどにウインドプロテクション効果は高いです。

 

この上下移動は、走行中であっても無段階で調整できます。これは便利です。

 

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スマートキーシステムの操作ダイヤル。操作には慣れが必要ですが、

給油口のオープンと、シートオープンもボタン一つです。

 

☆試乗インプレッション

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後輪周辺と、エンジン部。

 

走り出しての印象は、自動遠心クラッチが非常に優秀だということです。

アクセルに応じてすぐにクラッチがつながり、低回転から十分なトルクが出ているエンジンにつながります。

 

わずかな右手の操作でスルスルと走り始めるので、渋滞路や街乗りといった状況でとても扱いやすくできているなといった印象です。

 

エンジンの特性は、アクセルにリニア…ではありません。ワンテンポ遅れてパワーが出る感じです。

アクセルをワイドオープンすると、ワンテンポ遅れて回転が上がり、後からモワッとパワーがついてくる感じ。

時速60kmまでの加速であれば、何の不満もなく十分です。

 

が、時速60kmからさらに加速しようとした場合、スピードの伸びがあまりないです。

これが排気量250㏄の限界なのかもしれません。ビクスクは遅くて物足りないという意味は、ここにあるのかもしれません。

 

意外だと思ったのは、走行中のエンジンの振動が皆無であることです。

アイドリング時は、トゥクトゥクトゥク…といった柔らかい振動に支配されますが、走行中のエンジンフィールは、ワンランク上のバイクのようです。

 

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大径タイヤと、動きの良いサスペンションのおかげで、

路面の凹凸で突き上げられるようなことはありませんでした。

 

ブレーキは、やや硬めのフィーリング。何の不満もなく前後ともカッチリと効きます。

 

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ステップボードは縦に広く、足を投げ出したり、バックステップ風に後ろに足をかけることができます。

 

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足付きは、よくありません。シートはサドル形状になっていて足が着きやすいように工夫されていますが、シート高が高く、車体の幅がどうしても広いので、つま先立ちになってしまいます。

ただし、車重が軽いので、不安要素はそんなに高くありません。

 

横風の影響を受けやすいのは、こういったビッグスクーターの宿命ですが、車重が軽いので、横に流されやすい傾向にあるように感じました。

 

シート座面は硬めになっています。よく動くサスペンションの働きにより、お尻が痛くなったりすることはありませんでした。

硬めのクッションの方が、実はお尻に優しいのかも?

 

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押したり引いたりの取り回しは、車重の割に軽く感じます。

 

取り回し時の動き始めは若干重く感じますが、動き出すと非常に軽く取り回すことができました。

前進、バック、Uターン、楽勝です。足付きが良ければ、文句なしでした。

 

 

☆最後に

 

 走りや装備の次元が、とても250㏄クラスとは思えないクオリティです。

街乗りであれば必要十分で、スピードの伸びはありませんが、

峠道やハイペース道路でも高回転まで使いこなせるエンジンパワーは魅力です。

 

 気になる方は、ショップで試乗やレンタルバイクを利用して体験してみてください。