AZ Battery AZ バッテリー 【IT9B-FP】AZリチウムイオンバッテリー
TMAXって、車重が225kg(2型の装備重量)もあって、とにかく取り回しが重いんです。
少しでも軽量化して取り回しを楽にしようと思って、ネットの情報を色々と調べてみました。
すると、バッテリーをリチウムイオンバッテリーに交換するという記事を発見しました。
これだけで、約3kg前後の軽量化ができるとのことです。
バッテリーの軽量化とは...これは盲点でした。
リチウムイオンバッテリーって、ケータイやデジタル機器では一般的でなじみのある存在。
バイクに搭載することにより、どんな変化があるか興味があり、バイク用品店に行って買ってきました。
上の写真をご覧になってお分かりいただけるかと思いますが、
このバッテリー、お店の棚に吊り下げて陳列されていました。それくらい軽いんです。(吊り下げ式のパッケージに入っているのが分かるかと思います。)
従来の鉛バッテリーが商品棚に平置きで陳列されているのと対照的でした。
それに、鉛バッテリーとほぼ同じ価格で売っていました。価格が高いイメージがありますが、それはもう昔の話のようです。
手に持ってみると、とにかく軽いの一言。中身が空っぽなんじゃないかって思いました。
上面中央部には、バッテリー残量ランプが付いています。
取り外した鉛バッテリーとサイズの比較。
幅と奥行きは全く同じサイズ。高さが少し小さいようです。
漬物石か?って思うくらいズシっと重いノーマルバッテリー(笑)。
量ってみると3.4kgもありました。
っていうか、ノーマルのバッテリーがこんなに重いことに驚き。
こんなに重いものを積んで走っていたのかと思いました。
リチウムイオンバッテリーを量ってみると、わずか0.6kg。
バッテリー交換するだけで、2.8kgの軽量化になりました。
バイクに搭載してみると、サイズが微妙に小さいので隙間が開きます。
付属のスポンジを貼り付けて、ガタつかないようにします。
サイズが小さいので、余ったスペースにコード類を余裕で収めることができます。
以下、インプレッションです↓
二輪車用リチウムイオンバッテリーについて(エンジン始動比較)
実際にエンジンを始動してみました。ノーマルバッテリーとリチウムイオンバッテリーのセルの回り方の比較動画をどうぞ。
ちなみに、両者とも満充電同士の比較です。
セルの回る勢いというか、音が少し元気に聞こえると思います。
実際に走行してみた感じですが、バッテリーが新しくなったことによる走り(加速やコーナリング等)の変化は、ほぼ感じられませんでした。
強いて言うなら、低速走行時にふらつくことは減ったかなと思います。
TMAX1型2型のバッテリーの搭載位置はテールランプの近くなので、後方の重量物が軽量化されることにより、重心が若干前方に来て、ハンドルに落ち着きができたのかもしれません。(マスの集中化?)
ちなみに、TMAXは前後重量配分が47:53ですが、
後方の重量が軽くなったため、計算上では48:52になり、
更に理想的な重量配分になったのかな?
気になる取り回しですが、若干軽くなった感じです。
押し歩きは楽になりました。前進、バック、センスタを立てる時など、
以前より軽い力で取り回しできます。
それでも重いことには変わりありませんが、大型バイクとしては取り回しは軽い部類に入ると思うし、許容範囲と言えるレベルではないでしょうか。
これからバッテリーが寿命の方、リチウムイオンバッテリーに交換をおすすめします。
- 2019年2月13日追記:
リチウムイオンバッテリーに交換して初めての冬を迎えました。
気になる冬季のリチウムイオンバッテリーの始動性ですが、
寒さに非常に弱いです!
2週間ぶりにエンジンの始動を試みたところ、
セルの回り方に元気がありません。
キュ、キュ、キュ・・・ブォン!といった感じ。
リチウムイオンバッテリーは、
キーをオンにした状態でハザードランプ等を3分程作動させて、リチウムイオンバッテリーの覚醒作業?をしてバッテリー自体を温める『儀式』が必要
とのことですが、
実際にやってみても、セルの回り方は弱いままです。
ちなみに、電圧計は13.6Vを指しているし、容量メーターを見ても99%と表示が出ています。
バッテリー自体が弱っているのではなくて、
リチウムイオンバッテリー自体が、寒いのが苦手のようです。
人間と同じですね(笑)
僕は九州に住んでいて、特に今年(2019年)は暖冬で、2月の日中は10℃~13℃といった比較的暖かい日が続いているにもかかわらず、
リチウムイオンバッテリーは、この程度の寒さに弱いようです。
寒い地方の方は、冬季はリチウムイオンバッテリーを選ばない方がよさそうです。
バッテリー交換を検討中の方へ、ご参考までにどうぞ。