ちょっとそこまで

~何気なく撮った写真と旅の記憶~

W650ETCシート下に取り付け

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W650でETC車載機の搭載で悩んでいる方は、ご参考にどうぞ。

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W650で分離型ETCを装備した場合に問題になってくるのが、車載機本体をどこに設置するかということ。
もっともポピュラーなのが、車載工具を取り払い、その場所に車載機を設置するという方法。
でも、車載工具って大切だよな・・・一緒に搭載できないのか?と思って、ネットで色々と検索してみた。
いろんな方が同じような悩みを持っておられて、色々と工夫されているようだった。
(ちなみに、W800はシート下にETCを設置できるように設計されているんですよねー。ETC取付問題は、W650ユーザー共通の悩みですね)。
僕もそんな皆さんの知恵を参考に、ETC設置に挑戦してみた。




ETC取付前の状態。既に車載工具とヒューズボックスと電圧計(前オーナーが設置したもの?)で満杯。
この状態でETCを取り付けると、シートが閉まらなくなってしまう。

とりあえずETC本体の配線を接続したが、配線が長すぎて余っている。
どうにかスマートに配線を処理できないか色々と考えてみた。

余った配線をサイドカバー内に収めることにした。
しかし、既にサイドカバー内は満杯。何とか収まりそうな隙間を見つけて配線を処理した。

とりあえず、車載工具を取り外してETC本体を設置した。
これはこれですっきりと収まっているので十分なのだが、やっぱり車載工具がないのは頼りない。
出先で転倒した時やトラブル時に、応急処置で車載工具の出番は結構あるもの。
どうにかして車載工具とETCを同居できないものか、色々とインターネットで調べてみた。

タンデムシート下は、書類置きのトレーがある(写真上)。厚さ1cm以内の物しか置けないので、ETC設置するとシートが閉まらない。
そこでこのトレーを外してスペースを稼ぐことが出来るか試してみたが(写真下)、無理だった。

そこで考え付いたのが、必要最低限の車載工具のみ載せておけば、いらない工具が減った分だけシート下スペースが空くのではないか?ということ。
プラグレンチや大型のスパナ、スポーク用のスパナは、メンテナンス時以外に使うことはないので自宅に置いておき、最低限の工具のみ搭載することにした(写真下)。

 

インターネットで検索していると、シート自体をスペーサーを挟んで上方向へ上げて、シート下スペースを稼ぐというアイデアがあった(このアイデアを思いついた方は、本当にすごいと思います)。
早速その方法を参考にさせていただき、作業に取り掛かった。

シート裏の固定用の金具に5ミリのナットと、幅25mm×厚さ5mmのゴムクッションをホームセンターで購入(200円くらい)し、挟み込んで金具をナットで取り付けた。

また、ゴムクッションをシート裏のストッパーの上にも貼り付けた。
こうすることで、5mmほど上方向にシート下のスペースを拡大することができた。
シート高が5mmほど上がったが、足着きにはほとんど影響はなかった。

上の写真がETC取付前。
下の写真は、普段使わない車載工具を抜いてスリムになった工具袋の上にETC本体を設置した状態。
シートを5mm浮かせて上方向に拡大したタンデムシート下のスペースに、電圧計を移設。
この状態でしっかりとシートは閉まった。こうしてETCと車載工具の同居が可能になった(笑)。