ちょっとそこまで

~何気なく撮った写真と旅の記憶~

東九州道工事の様子 行橋IC〜椎田南IC

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訪問日:2014年2月24日

全線開通に向け建設が進む東九州道

行橋IC〜椎田南IC間の工事の様子を取材してきた。
行橋IC〜豊津IC間(椎田南ICまで?)は、平成26年度開通予定となっている。
昨年取材した記事はこちら
http://d.hatena.ne.jp/ztourer/20121227/1356619953
http://d.hatena.ne.jp/ztourer/20130315/1363356645


ここは行橋PAとなる場所。まだ建物も何も建っていないが、おそらく写真右の白いところに売店やお手洗い等の施設が建ち、
左の黒いところが駐車場と本線になると思われる。

行橋PAには、ETC車限定のスマートICが併設されるとのこと。おそらくこのスロープが一般道との出入り口になると思われる。

今川河童大橋。今川と県市道を3道、鉄道線1線をオーバークロスする大きな橋だ。川の流れを現すような橋側面のウエーブが印象的。

祓川大橋。豊津ICから祓川を越えるあたりまで続く長い橋だ。緩やかにカーブを描いていることが分かる。

これは豊津ICへの出口連絡橋。橋の下を東九州道本線が走り、豊津ICから出る場合は、橋の上を通ることになる。

ちょっと分かりにくいが、写真中央部の椎田道路の本線上に、東九州道開通後に使用する豊津ICの料金所のゲートが既に出来ていた。
現在は、まだ豊津ICは機能しておらず、このゲートはそのまま通過し、その先にある椎田本線料金所で有料道路通行料を支払う。
東九州道として供用開始されれば、現在の椎田本線料金所は撤去され、各ICに設置される料金所で通行料を払うことになる。

ここは、椎田IC建設現場。3月10日よりしばらくの間、椎田ICと築城ICは閉鎖されて利用できなくなっている。
これまでの椎田ICは料金所はなく、単なる『出入り口』でしかなかったのだが、これから料金所とランプウェイの設置工事が行われる。

こちらは、椎田南IC付近。複雑に絡み合うように橋が伸びている。
奥が東九州道本線(現在は椎田道路本線として機能)、真ん中のカーブを描く橋は、椎田南ICより上り線への合流路。そして手前は旧椎田道路本線として供用されていた部分で、椎田南IC出口路として利用される。

椎田南ICの建設現場。左奥が東九州道本線(現在は椎田道路本線として暫定供用中)、右側の橋が旧椎田道路本線で、椎田南IC出口路として機能する予定。

左奥のオレンジの橋が現在の椎田道路。ここで椎田道路との供用部分は終了。道は別れて東九州道は南へ延伸する。

行橋ICまで延伸での時短効果は限定的だと思われるが、椎田南ICまでの開通で、初めて時短効果が期待できそうな感じだ。
東九州地域は、トヨタ、日産、ダイハツ等の自動車メーカーの工場が点在し、大分に行けば新日鉄や石油関連の重要な工場が多い。
また、中津、宇佐、別府、湯布院など、観光地も多い。
輸送コストの低減や観光地が潤い、ルートの選択肢が増えるなど、東九州道の持つ意味は大きい。
近そうで結構遠い大分への旅が、身近なものになる日は近い。