ちょっとそこまで

~何気なく撮った写真と旅の記憶~

九州新幹線新八代駅 新在アプローチ線の現在の様子(2013年8月現在)

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訪問日:2013年8月21日水曜日

ここは、熊本県八代市九州新幹線新八代駅
九州新幹線が全通する2011年までは、新八代駅九州新幹線始発駅だった。
博多発の鹿児島行き列車は、博多〜新八代間は特急リレーつばめ新八代鹿児島中央間は九州新幹線つばめが結び、新八代駅の新幹線ホームに在来線が乗り入れて、在来線と新幹線の乗換えが同一ホーム上で行われていた。
全線開通後、役目を終えたホームへのアプローチ線は、その後どうなっているか調査してきた。以下、個人的レポートをどうぞ。

鳥が羽ばたくようなデザインの駅舎が印象的。対面乗り換えが行われていただけあり、ホーム部分は結構広く見える。
もう開業して9年以上経過しているが、駅周辺は東横インがあるだけで(写真右端)特に発展しておらず、畑が広がっている。

こちらは、在来線新八代駅新鳥栖駅のように、在来線と交差する場所にある。

新八代駅近くの踏切より。左が鹿児島本線。右が新幹線ホームへのアプローチ線。緩やかに右から左にカーブを描きながら、新幹線ホームへと上る路盤が残っている。

しかし、よく見てみると線路は途中で切れており、架線と架線柱は撤去されているのに気付く。
このアプローチ線で、長崎新幹線用の軌間可変車輌の試験が行われていると聞いていたので、線路と架線は残っていると思っていた。九州新幹線部分開業から全通までの7年間で『廃線』となったようだ。現在は保守用車輌の引込み線として利用されている模様。

アプローチ線から鹿児島本線へ合流するポイントは残っていた。錆びた線路が、時間の流れを刻む。

かつて特急街道だった鹿児島本線。今は地域の人々を支える役割を担い、列車は走っていく。