2012年12月17日月曜日
全線開通に向けて工事が進む東九州自動車道。
苅田北九州空港IC〜豊津ICまで工事の様子を写真で追った。
2012年12月現在の福岡県内の開通区間は、北九州JCT〜苅田北九州空港IC間と、豊津IC〜椎田IC(椎田道路として供用中)となっている。
九州新幹線の工事の様子を調査してきた僕としては、東九州道の工事の様子はぜひ一度調査しておきたいところ(変わった趣味だと思われてる??)。
[↓これより苅田北九州空港IC〜行橋IC間の工事の様子]
福岡県苅田町。右手が苅田北九州IC。高架橋の建設が進む。
宇部興産敷地入口より。こちらは高架橋が完成し、防音壁も設置が済んでいる。
手前の看板には、工期は平成25年6月6日までとある。行橋ICまでは平成26年3月の開通予定とのこと。
トンネルは既に貫通しているようだ。ダンプやコンクリートミキサー車が頻繁に出入りしていた。行橋ICまではトンネルが多い区間だ。
殿川ダム上より、工事区間を見下ろす。ダンプや重機が築堤上を行く。
ちょっと分かりにくいが、日産自動車工場(写真奥側)から行橋IC(写真手前側)間を繋ぐバイパス道も並行して建設されていた。築堤はJR日豊本線をオーバークロスして日産工場へ続く。
こちらのトンネルも貫通していた。トンネルは上下線別々ではなく一本のみなので、当面は片側一車線の対面通行にて暫定開通させるようだ。
NEXCO西日本の立入禁止看板が掛かっていた。
行橋IC手前から築堤がこのように続く。
国道201号とオーバークロスする。この一帯が行橋ICとなる。
一番手前は県道の橋。分かりにくいが、奥に大きく川を渡る建設中の橋が2本。奥は高速道本線の橋、手前は行橋ICに下りる車道橋となる。
[↓これより行橋IC〜豊津IC間の工事の様子]
行橋ICから南側の工区では、築堤が既に出来上がっている場所もあれば、この場所のように、まだ築堤さえ造成されていない場所もある。行橋IC〜豊津IC間の開通は平成27年3月予定。
今川を渡る今川カッパ大橋(公募で選ばれた名称だそうだ。同名の鉄道駅がすぐ近くにあるのが由来?)。川と3本の県市道、鉄道線をオーバークロスする大きな橋だ。現在は橋桁設置工事中。この橋の行橋IC寄りに、パーキングエリアと思われる施設が建設中。
豊津IC手前の祓川と県道をオーバークロスする祓川橋。
椎田道路と東九州道の接点になる豊津IC。現在は地平に椎田道路本線が走っている(写真右奥)。
おそらく東九州道開通後は、地平に東九州道本線が走り、椎田道路は写真中央に建設中の高架橋を上り、国道10号線方面の出口へ接続することになると思う。
高架橋建設現場に、こんなポスターが掲示してあった。
今回、愛車のバイク(ヤマハTMAX500)で撮影に行った。バイクなら駐停車場所の心配はほとんどない(迷惑にならない場所を考えて駐停車しました)。何度も行き止まりの道に入ってしまったが、簡単にUターン出来るので、とても機動力を発揮できた。
また、今回の調査区間は高い山や展望台等がなかったので、高い場所から見下ろしての調査が困難だった。工事車両の出入りも多く、無断立入りをすると迷惑になる場所も多いため、今後調査や見学をされる方は注意していただければと思う。