表題の通り、ノロノロ運転と流れに合わせる運転とで、どれくらいの燃費の違いが出たか個人的に検証してみた。
・ここでのノロノロ運転の定義は、時速50キロの道路を時速40キロで走る車の後ろを走った場合(約7キロ走行)。
・流れに合わせる走行とは、一般道を時速55キロほどの流れを維持して走った場合(約8キロ走行)。
計測したクルマは、トヨタアベンシスセダン(2.0リッター)。エアコンはオートで使用。タイヤはヨコハマのブルーアース装着(転がり抵抗が低く、燃費に良いエコタイヤと言われる)。車載の燃費計のデータにて検証。
�まず、時速40キロのノロノロ運転のクルマに合わせて走った場合
平均時速:22キロ 燃費:11.8キロ/リットル
�流れに合わせて(時速55キロくらいで)走った場合
平均時速:26キロ 燃費:12.2キロ/リットル
流れに合わせて走った方が燃費が良かったという結論になった。
違いの要因は、アクセルから足を離す時間が長い(つまり、惰性で転がすことで燃料カットしている時間が長い)ためだと思う。
ある程度の速度50〜60キロで流れていると、速度調整の為にアクセルから足を離すことが多くなる。
逆に、ノロノロ運転の場合は、加速減速の時間が多く、AT車の場合だとトップギヤに入る速度域に達しないために、アクセルから足を離すと軽いエンブレがかかる。結果的にアクセルを踏むことが多くなるためにガソリンを多く消費してしまうのではないか?
エコカーは環境に良いが、後続車の燃費を落として逆に環境悪化させてはならない。速度違反を推奨するわけではないが、エコ運転と流れに合わせる運転とを両立させなければならない。